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森田秀吉物語-幸せの概念(2)-
–最初から読む–
これ以上無いという逆境の中で、
弟は何を考えていたのか。
容態は日に日に悪化し、
意思の疎通が難しくなり、
一日の大半を
眠ったまま過ごす状態になったある日、
ふと目を覚ました弟は私に言いました。
「兄貴、誕生日おめでとう」と。
闘病生活の中で
私自身すら
自分の誕生日を忘れていた時に、
弟は私を祝福してくれたのです。
その時私は思いました。
私ほどの幸せ者がいるだろうかと。
私ほど人に愛されている人間がいるのだろうかと。
私は弟が愛しくてたまらなくなり、
弟を抱きしめました。
こんなに苦しい時に
お前は何を考えているんだと、
兄として嬉しくもあり、
この究極の状況下においても
人の事を考えているのかと驚嘆し、
鳥肌が立ったのでした。
そこで私は思いました。
弟も、
家族に愛され、
多くの友人達に愛され、
それを実感していたのだと。
だから私に幸せだよと伝えたのだと。
–つづく–
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コメント
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私、最近いろいろあったけど、なんだかそれがつまらなく思えたよ。
亡くなってからもこうしてアニキの手によってひでちゃんが私に教えてくれんねんなあ❤️
ひでちゃんに、アニキに恥じないように頑張るよっo(*>▽<*)o
ありがとう〜〜❤️
いくつもの写真を見る度に
スーッと
ひでちゃん という 侍の 闘いを思い出すよ
兄 書箱化 実現させてくれ!
しゃ! 兄 20冊 予約じゃい! 約束ッ!
応援クリックしてるからね〜