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◇秀吉物語-31◇
「明日の診察にはご家族の誰かを連れて来て下さい」
来たー、ドラマっぽい。
でも、個人の医院でもないでっかい大学病院で
わざわざ電話までかけてくるなんて、
やっぱりよっぽどの事なんだなと
みかこのまえで電話をとったので冷静を装っていたが、
鼓動が早くなるのがわかった。
次の日、まずは耳鼻咽喉科で縫った首の抜糸をしてもらった。
それからは科が変わり血液内科で
ずっとみてもらう事になったらしい。
そして中谷先生の診察室によばれて椅子に座り、
みかこは斜め後ろの小さな椅子に座って先生をじっと見ている。
「検査の結果ですが、やはりリンパ腫であることは間違いないと思います。」
「…はい」
「もう少し詳しく調べないとどういう種類のリンパ腫かは分からないんですけど、
どっちにしても長期の入院になります。」
「長期というとどのくらいですかね?」
「うーん、はっきりとは言えないですけどね、最低でも3ヶ月はみてもらわないといけないですね」
コメント
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うんうん、ドラマっぽいね。
なんかわかっててもドキドキするわ〜〜(笑)
そうか、血液内科やもんな。
お嫁ちゃん、たまらんかったやろなあ…。