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◇秀吉物語-27◇
その頃の事を思い出すと、
なんだかすごく昔の事のようだが
ちょうどその少し前に
世界一高い真っ白いタワーがすぐ近くに見える
下町から引っ越したばかりだった。
みかこと結婚してからは
自宅の狭い一室を事務所にして
みんな狭ぜまと腕がぶつかりそうになりながら仕事をしていたし
毎日社員が自宅に来ていて
昼休みにはみかこが社員全員分の
ご飯を作ってみんなで食べていた。
窮屈な生活をさせていたと思うが
みかこは
「町工場みたいで楽しいね」
といって経理などの新しい仕事もたくさん覚えてくれた。
たしかに手狭だったが
あの頃の職場の雰囲気はアットホームで
あれはあれでなかなかよかったかもしれない。
そんな感じだったので引っ越す時は
やっと初めての新居という感じだったし、
結婚して一年以上たっていたが
これから新婚生活を楽しもうね、
なんて話をしていた。
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楽しそうやね♪
みんないい人ばかりやねんね♪
なんか眼に浮かぶわ♪